手抜き菜園歳時記

お隣の農家のおばあちゃん曰く、「百姓は毎年1年生だっちゃ」と。  プロでさえそうなのだ。  であれば、あれこれ失敗を怖れず手抜き菜園に挑戦だ!  (でも基本の基は踏まえてますよ。たぶん?)   この菜園らしきものは「仙台」周辺にあります、あるらしいです。

カテゴリ: ゴマ

 先日、インターネットのブックマークを整理した。というか削除したという方が正しいか。何でもかんでも追加するし整理が苦手なのでゴチャゴチャ。
 いろいろ見てたらその中に「非電化工房」が。
 そう言えばここ数年訪問していなかったなぁ。先生の「非電化」に対する考え方と取り組みに共感を感じよく「訪問」していた。10年位前だったと思うが、「掃除機の廃ダストが健康に悪い。箒を使うべし」といような記事とともに「京橋の白木屋傳兵衛」の箒が紹介されていた。さっそく行きましたねぇ。で、長柄箒と手箒と渋柿紙のちり取り「はりみ」を購入。サービスとして子箒を頂いた。「宅急便でお送りしますよ」というお言葉をお断りして箒をかついで新幹線で帰ってきたことも。
 横道にそれてしまった。さて本題に。 
 半年位前だったと思うがある雑誌に自分で絞った油がいかに美味しいかという記事と供に、油しぼり機が紹介されていた。我が家には昨年収穫したごま油があるではないか。触手が動いたが投入できる量が40ccあるいは60ccといことで取れる油は10cc前後とか。それではねぇということでペンデングに。
 で、久々に非電化工房を訪問すると、製品カタログに「非電化搾油機」るものがあるではないか。
 油圧8.5トンによる搾油、さらに投入できる量が200ccとか!
 ピンときた。
 「いいではないか」ということで即購入に。
 はい届きましたねぇ。
 重い!説明書を見ると全部で18kgとか。本格的ですね。
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 右の黄色のヤツが油圧ポンプ、左のヤツが搾油機です。

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 さっそく去年収穫した黒ゴマで油を絞ることに。
 ピストンが下がっていくと油が穴からジワジワ浸みだしてきます。ピストンの圧力は8.5トンとか。
 いいですね。
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 で搾ったゴマ油がこれ。
 黒ごま220グラムから取れた油が26グラム、12%の採油か。カタログでは20~30%取れるとか。
 私のゴマの含油量が少ないかな。
 でも絞りたての油は香りといい味といい素晴らしいですねぇ。市販のゴマ油と全然違うのね(高級なヤツは知らないけど)。
 ようしこれからはドンドン搾っていくゾ・・・・・
 と言いたいところだがやはり結構大変なのネ。
 大丈夫かな。
 本来、ナマケモノだからなぁ。

 アーモンドも搾ってみた。

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 少くな! 大さじ2杯位かな。
 でも、やはり香り味もいいし、搾った「カス」もおいしい。酒のつまみにいいねぇ。
 む?
 家人の顔色がよろしくない。
 「アーモンドあれだけ使って取れた量はこれだけ!!」
 アーモンドは無しだな。

 
 
 


10月14日 ようやくゴマの収穫作業がおわった。
 
 6月15日に種蒔きをし、ゴマの下の房がはじけ始めた9月24日から収穫を開始し、庭で天気干し。雨や夜露にあたらないようシートで養生しながら、時々株を叩いてゴマを収穫する。これがなかなか大変。途中大型台風か来たりしてシートがとばされないようロープで縛るはブロックの重しを置くはで疲れた。
 で、結局「風邪」でダウン!!
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 そんなこんなでとにかくゴマの採取終了。
 これからゴミの除去と、未成熟ゴマの選別と。
 ここは昨年制作した「とうみ」の出番。(角度など最適な位置を見つけるのに結構大変だった)
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 チョットかよわいがまぁ2,3kgのゴマにはちょうどいいと思う。本物だったらみんな吹っ飛んだりしてかえって大変だと思う。今のところ使うのはゴマだけだし。
 とうみに5,6回ゴマをふるいにかけごみの除去を終了。
 この後は水に漬けて浮いてるゴマと、沈んだゴマを分離。
 次は天日干し。
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 今年のゴマの収穫量!
 
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 ジャーン!!  1.5Kg (1升4合)  (秤の目盛りは2.4kgですがボールが0.9kgもあるのね)

 昨年は0.7kg。昨年の倍植え付けたので妥当な数字だと思うが今年はもっと手をかけたと思うのでチョットがっかりかな。
 で、我が家ではこれをペーストにして毎日食してます。量はスプーン3杯ぐらい。これで半年は保つかしら。

 でも、ゴマの栽培って本当に手間が掛かるのね。この近郊で作っている人はいないようだ。商売にならないのだろうね。今ではほとんどアフリカなどからの輸入品だとか。
 そんなに大変なのになぜやるかって?
 全然違うのよね、味とか、とくに香りが。毎日食べるものだし美味しいものを安心して食べたいではないですか。
 でも、今後はもっと改善しないとね。とにかく「手抜き」したいもん。


 (追補)
   水での選別で除去した(水に浮いた)ゴマは0.4kg(4合)もあった。
   これは全体の2割にもなる。
   ゴマは下のサヤがはじけても上の方は花が咲いているという、米とか違って全体が一緒に成熟する  ものとは違うから仕方がないが何か利用方法はないかな?まぁ、取り合えず非常用として保存するこ   とに。

 






6月29日 黒ゴマ&アズキ「丹波大納言」発芽

 昨年、初めて黒ゴマを作った。
 毛虫に食われるとか、種子が小さいのでシートの上での収集とゴミとの選別とかとにかく手間のかかるヤツであった。その収穫量700gr。
 しかしゴマを煎り、ミキサーでペーストにしたゴマの香りと味は市販のものをはるかに凌駕するものであった。日本におけるゴマはほとんど海外からのものであることからも当然か。
 気を良くして今年は昨年の倍の作付けだ。
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 だいたい9割発芽。

 そして、アズキ「丹波大納言」も発芽した。
 家人はアズキが大好きである。アズキは北海道産の「大納言」を使用していたようである。
 で一昨年、それではと誕生日に本場、丹波の老舗の「大納言」を進呈した。(1.4Kg4,000円程だったか)
 アズキを煮るときアク取りが大変なのだそうだ。ところが丹波の大納言はアクは少なく豆の香りが残って「メチャ美味しい」とか。
 そこで昨年「丹波大納言」に挑戦。
 これが上出来。約1Kg収穫できた。
 さらにこれを茹でてもアクの出が少なく、香りといい美味しさといい本場丹波の大納言を越えているとか。
 考えるに1房1房、枝で完熟した豆を手摘みしたことによるのでは。いくら丹波でも完熟豆を選んで手摘みしてたんでは商売にならないもんな。収穫してから「追い熟」してるのかな。
 ということでさらに家人のご機嫌UPのため今年は昨年の倍の植え付けだ。

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 すべて発芽!
 これからは毛虫との戦いだ。


 

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