手抜き菜園歳時記

お隣の農家のおばあちゃん曰く、「百姓は毎年1年生だっちゃ」と。  プロでさえそうなのだ。  であれば、あれこれ失敗を怖れず手抜き菜園に挑戦だ!  (でも基本の基は踏まえてますよ。たぶん?)   この菜園らしきものは「仙台」周辺にあります、あるらしいです。

2015年06月

6月29日 黒ゴマ&アズキ「丹波大納言」発芽

 昨年、初めて黒ゴマを作った。
 毛虫に食われるとか、種子が小さいのでシートの上での収集とゴミとの選別とかとにかく手間のかかるヤツであった。その収穫量700gr。
 しかしゴマを煎り、ミキサーでペーストにしたゴマの香りと味は市販のものをはるかに凌駕するものであった。日本におけるゴマはほとんど海外からのものであることからも当然か。
 気を良くして今年は昨年の倍の作付けだ。
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 だいたい9割発芽。

 そして、アズキ「丹波大納言」も発芽した。
 家人はアズキが大好きである。アズキは北海道産の「大納言」を使用していたようである。
 で一昨年、それではと誕生日に本場、丹波の老舗の「大納言」を進呈した。(1.4Kg4,000円程だったか)
 アズキを煮るときアク取りが大変なのだそうだ。ところが丹波の大納言はアクは少なく豆の香りが残って「メチャ美味しい」とか。
 そこで昨年「丹波大納言」に挑戦。
 これが上出来。約1Kg収穫できた。
 さらにこれを茹でてもアクの出が少なく、香りといい美味しさといい本場丹波の大納言を越えているとか。
 考えるに1房1房、枝で完熟した豆を手摘みしたことによるのでは。いくら丹波でも完熟豆を選んで手摘みしてたんでは商売にならないもんな。収穫してから「追い熟」してるのかな。
 ということでさらに家人のご機嫌UPのため今年は昨年の倍の植え付けだ。

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 すべて発芽!
 これからは毛虫との戦いだ。


 

6月19日 今年最初の梅干し作り

 昨年から梅干しを作ることにした。それもいきなり40Kg。
 我が家の家人は健康に「うるさく」、いや気を使っていて、いろいろな食事を「強要」、いや出していただいている。その中に「梅干し」が。たしかに梅干しは健康にいいとは思います。でも私は苦手、出来れば食べたくない。でも家庭平和のためには食べない訳にはいかないのである(この辺の忍耐が日本の某首相には必要だな)。
 ならば少しでもおいしい梅干しを。
 しかし梅干しって高いのね。じゃぁ作ってやろうではないか、と。
 で、宮崎、和歌山の農園から20Kgづつ購入し初めての梅干し作り。それが以外とおいしいく出来たでないか。でも梅干しはやっぱり嫌い。
 ということで今年も梅干し作り挑戦。
 午後2時、宮崎からの南高梅20kg到着。即、梅を洗ってつけ込むことに。クール便で届けられた梅はそのままにしておくと痛んでしまうと。(先週、近くのスーパーで南高梅を500円/kgで売っていたの「で安い!」と10kg買ってきた。中にはまだ黄色くなっているのもあるので「追熟」をすることに。が、2日もすると茶色に変色するものが続出。「こりゃだめだ」と急いで漬け込んだ。結局5kgに。500円/kgが1000円/kgに!どうも店では冷蔵していた梅を出していたようだ。ならそうだと書いておけ!仲間にその話をしたらあの店では前にもそういうことがあったとか。やはり安からと飛びつくものではないなぁ、と反省)
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 右から洗ってヘソのゴマを取った梅干し(762個の一部)、その左のボールが殺菌用の愛飲の「大五郎25」(あぁもったいない)、でその左のボールが今回初めて試す「秘伝のタレ」。実はそれは昨年梅を漬けたときにご褒美にさずかった「梅酢」。なんとその量は40kgの梅で12リッター。この梅酢、浅漬けにチョットいれるだけで酸っぱなったりしないとか「梅」の抗菌作用を発揮してくれるのである。
 で、今回の漬け込みに際して「呼び水」として利用できるのではと。

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 左の樽が梅を塩をまぶした状態。右の樽はビニール袋に水を入れた「水重石」をしたもの。
 重石の方法はいろいろあるがこの「水重石」は素晴らしいと思う。インターネットで「梅干しつくり」を検索していて知った方法である。梅全面に均等に圧力がかかり、空気との接触を遮断し、さらに梅酢が上がってくれば当然梅酢の方が比重が高いので「水道水の重石」は浮いて梅にやさしい重しになると。これを考えた人はエライ!(どのHPか忘れてしまったが)。昨年この方法でうまくいったので今年も迷わず実行。
 さぁ、つぎは「和歌山」の梅だ。





 




6月14日 

 たまたま朝食をしながらTVを見ていたら枝豆の栽培方法を紹介していた。
 その中で苗の「新」植え付け方法として、本葉が2枚出た時点でこれを元から切り、さらに「根」も切断しこれを差し苗として育てると、あら不思議、枝が2本になりさらに根の張りもいいとか。
 やってみようではないか。
枝豆差し苗
 おお、放送してとおりではないか。これからどう育つかな。楽しみだ。
 で、これからはこの方法でやるのか?って。
 「手抜き」を是としている農法としてはチョット面倒だな。
 枝豆の苗は川砂の苗床でもニョキニョキ生えてくるし2本植えにすればいい訳だからこれはやらないな。
 まぁベランダ栽培向きかな。





6月11日 
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 4月30日に深植え(30cmの深さ)したサトイモの発芽成績です。
 「山形」が11/11(100%)、「赤ガラ」も6/6(100%)、次いで「土垂」が7/8(88%)で好成績。
 悪かったのが「仙台」の4/7(57%)と「新潟」の4/9(44%)であった。
 まぁ「新潟」はスーパーで食材用として売ってた5ヶ入り150円の芋であったので私の選択の目が悪かったのであろうと。しかし「仙台」は「山形」等と一緒に貯蔵していた芋だったのにどうしたことか。仲間内では美味しさで「新潟」に負けると作らなくなってきているのでイジケてしまったかな。
 それはそうと種芋は地中30cmのところにありそこから伸びてきているのだから現在大きいのでは20cm位あると言うことは茎の長さは50cmにもなっているので、40日でここまで伸びるとはなかなかたいしたものである。まるで海底火山のようだ。
 「仙台」も「新潟」もエネルギーがチョット足りなかったかな。

(追伸)
 7月5日「菜園状況」で報告したように「仙台」の1株を除いて全て発芽。
     「エライぞサトイモ!



 

6月4日  従来方法の発芽順調

 今年新たに採用した太陽熱を利用した「温泉」方式の発芽状況がすこぶる悪かったので、昨年と同じ方法、つまり単純な温室不法に切り替え、2度目の種蒔き。
 ほとんど発芽!(ただしどういう訳か今だシソは発芽せず)

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 今年新たに採用した「温泉」方式は良くなかったようだ。どうしてだろう、「あったかいだから~」いいのではないかと思ったのだが。
 で、先日インターネットで検索してたらWikipediaの「発芽」という記事に「ナスの発芽には温度変化が必要」なことが紹介されていた。
  紹介されていたのは、「鈴木善弘、木本氏幹「ナス種子の発芽に関する研究」、『福島大学学芸学部理科報告』第15巻、1965年、 42–57頁。」で、これには20℃~30℃での発芽率が紹介されていて、30℃を越えるような環境では発芽はほとんどないとか。
 そうか、そうだったのか。 「温泉」方式では、日中は40℃近くまで上がり夜間は「温泉」効果で25℃程度までしか下がらなかった。これでは発芽しないか。
 やはり温室で都合良く育てるなんて勝手な人間の考えで自然はあまくない。
 「ぬくぬく」が好きなんて堕落した人間の考えることか。

 


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